凡人の現役サラリーマンが資産1億円を形成する方法
あなたは、毎年、四半期、毎月、毎週、目標を設定しているますか?本記事では、中小企業庁JAPANブランド育成事業支援パートナー、経済産業省認定スマートSMEサポーター、越境EC起業家、著者、越境ECビジネスのプロフェッショナルである一条が、目標を(再)設定し、振り返ることの重要性、そして、その到達に向けて投資する時間を確保する重要性を解説しています。
目標の明確さは力である / 資産の差は20倍
名門エール大学の卒業生たちを対象にある調査が実施されたことがあります。その質問項目の1つが、「書き留められた目標を持っているか」という質問です。
イエスと返答した学生はわずか5%、通常「目標を書き留めている人は」全人口の3%と言われていますが、名門大学であるがゆえに、その割合は高かったようです。
しかし、本当に興味深いのは、その20年後に行われた追跡調査と言われています。
そして、その結果は、驚くべきものでした。
明確かつ書き留められている目標を持っていた5%の卒業生達が形成した資産の合計は、残り95%の学生たちの資産合計を上回りました。つまり、目標を持っていた学生たちはたった20年間で、目標を持っていない学生たちの20倍もの資産を手に入れたのです。
まさに、目標の明確さは力と言えます。
目標の明確さに対する質問です。
- あなたの目標は明確ですか?
- あなたの目標は書き留められていますか?
資産設計のための目標金額と期限の設定
最初は目標金額を設定します。月収100万円とか月収500万円などです。良いと思います。しかし、ファイナンシャルフリー(経済的自由)を目指す場合は、この稼ぐにフォーカスしているのは少し視点が異なります。
ファイナンシャルフリー(経済的自由)を達成したい人達の目標設定例:3億円
ファイナンシャルフリー(経済的自由)を達成したい人達の目標は、例えば、金融資産3億円を保有し、金利3%で運用し、年間900万円、そして、税金20%を差し引き、720万円、つまり、月60万円の不労所得を得ている状態などです。
金融資産1億円の場合はどうなるのか
55歳までに、金融資産1億円を保有し、金利3%で運用し、年間300万円、そして、税金20%を差し引き、240万円、つまり、月20万円の不労所得を得ている状態です。住宅ローンがなく、大学生の子供達が巣立った後は、これだけあれば、事足りるかなと思っています。
最低生活費とゆとりのある生活費
公益財団法人生命保険文化センターが公表している「生活保障に関する意識調査」(https://www.jili.or.jp/research/report/chousa10th.html)
同調査によると、夫婦2人で老後生活を送るうえで必要と考える日常生活費(最低限必要な生活費)は月額平均22万円、ゆとりある生活のためには月に約36.1万円になります。
この内訳を知りたくなり調査した所、以下の調査結果がありました。総務省統計局がまとめた「家計調査年報(家計収支編)平成30年(2018年)」(https://www.stat.go.jp/data/kakei/npsf.html)です。
それによると、高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯)の平均実収入は20万9198円(うち公的年金などの社会保障給付19万1880円)、消費支出は23万5477円となっています。消費支出は前述の22万円(生命保険文化センターによる最低限必要な生活費)と近く、そうかけ離れた調査結果とは言えます。
目標を達成するために月々いくら必要なのか?
目標金額が1億円として、現在の資産を、所有する金融資産、自宅、車などを金額換算して棚卸しします。
以下から、全て例示としての数字を当てはめます。
- 目標金額 - 現在の資産を引き、正味として達成すべき残金額を設定します。1億円 - 3.8千万円 = 6.2千万円
- 現在、50歳として、55歳までにとしているので、残り5年間(12ヶ月) x 60回あります。
- 毎月1,033,333円が必要になります。
今までの成果を出してみる
今までの自分の成果は以下の計算式で算出することができます。全て例示としての数字を当てはめます。
現在の資産 ÷(現在の年齢 - 働き始めた年齢)÷12ヶ月
3.8千万円 ÷ 28 ÷12 = 113,095円
このままいくと、55歳までに、いくらの資産ができるのか?
113,095円 x 12ヶ月 x(目標の年齢 - 現在の年齢)= これで55歳に達成しうる資産です。 全て例示としての数字を当てはめます。
達成しうる資産は、6,785,700円となりますので、X10が必要になります。
目標金額をどうやって達成するのか
本業と副業ビジネスとしての物販 x 情報発信 x コミュニティ運営、そして、投資から達成するという枠組みを決めました。
2つの活動のための時間を先に確保する
いざ、明確な目標や目的を持ったのであれば、次は、そのための時間を割くかどうかで人生は決まります。
例えば、ビジネス上、プライベートでの新しいプロジェクトをやりたいとします。
その2つの活動のための時間を、先に確保します。先に確保することがポイントになります。
1週間のスケジュール表
1週間のスケジュール表に、2つの活動のための時間を先にスケジュールします。それぞれのために4時間ずつこの時間は神聖なものであり、他のアポも受け付けません。電話にも出ません。メール、チャットにも応答しなせん。毎週、4時間づつ、合計8時間 夢に投資される時間とします。
1カ月のスケジュール表
次は1か月のスケジュール表を取り出し、その中に、この双方のために、2日間ずつの時間を確保します。その活動のためにだけにある時間です。朝から晩まで、そのプロジェクトのために過ごします。
1年間のカレンダ
今度は1年間のカレンダを取り出し、この活動のために2週間ずつの時間を確保することが重要です。
後は、普段の時間のムダをなくしていくこと「塵も積もれば山となる」です。
ベンジャミン・フランクリンは次のように述べています。
- あなたは人生を愛しているか
- 愛していれば時間を無駄にしてはならない
- 人生は時間によって出来ているからである
- 月間スケジュール表を活用していますか?
- 活用しないのはなぜでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?本記事では、目標を(再)設定し、振り返ることの重要性、そして、その到達に向けて投資する時間を確保する重要性を解説しました。ぜひ、参考にしてください。