一般社団法人日本越境EC振興協会|eBay輸出

あなたはeBay輸出の出品ツールを利用していますか?本記事では越境ECビジネスの起業家であり、ミラサポ認定支援機関・著者である一条が、出品ツールを比較しながら解説させていただきます。

越境EC/eBay輸出におけるおススメ出品ツールの解説

eBay輸出を実践していると、徐々に、eBayからの出品は面倒になってくるようになります。

eBay画面から出品すると、1品あたりの出品スピードは遅い、効率的に出品する方法を模索し始めます。

「Sell Similar」でも、タイトル、画像、UPC、Item Specific、Item Descriptionを修正するのに割と時間がかかるのではないでしょうか?

eBay輸出でRelistとSell Similarで再出品する方法

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マーチャントラン(MerchantRun)

私は、2013年の5月にeBay輸出を開始し。徐々に出品ツールを利用し始めました。

  • 最初は無料だったのでTurbo Listerという超マイナーな出品ツールを使いました。
  • 出品数が500品を超えたタイミングでツール導入を検討し、秋頃には「マーチャントラン(Merchantrun)」という出品ツールを利用しました。

あまり知られていないですが、マーチャントラン(Merchantrun)は海外の出品ツールでした。

  • 実は、超優れモノで、ライバルセラーのitem id を入力すると、タイトル、画像、Item specific、商品概要ページを含めて、そのまま出品ページのドラフトとして作成する画期的なツールでした!
  • このライバルセラーから根こそぎ抽出、出品するという考え方は、当時から発想、実践していたんですね^^
  • そして、月額出品手数料ではなく、落札時に、手数料が取られるモノでした。マーチャントラン(Merchantrun)で出品した商品が落札されると手数料が払われる仕組みだったのです。
  • 「なぜ、マーチャントラン(Merchantrun)で出品した商品が売れたと分るのだろうか?手数料をが支払われるのだろうか?」と不思議でなりませんでした。なので、いろいろと商品ページを確認しました。

出品ページに「Merchantrun」というマークがあったんですね!

  • 試しに、そのマークを出品ページから削除した所、落札されても、手数料がかかりませんでした。
  • 「これ、いけるじゃん!」と有料出品ツールを無料で使いまくっていました(笑)

その後、本ツールはサービスを停止して、活用できなくなりました。

eBay輸出の出品ツールを導入するタイミング

出品数が500品を超えたら、出品ツールを検討、導入するタイミングかと思います。

私のeBay輸出の仲間のパワーセラーは、1,000品を目視による価格改定を行っている強者がいますが、副業で月収50万円を達成しています(さすがに目利きが効くんですね)

月収5万円を超えるようになったら、出品ツールの導入を検討してもよい時期かなと思います。

やはり、無在庫販売は、出品数に比例します。

出品数を増やすためには、「作業の効率化」x「外注化によるレバレッジ(手数を増やす)」しか方法がありません。作業の効率化には出品ツールが必要な武器(ツール)になります。

それでは、出品ツールを選択する判断基準は何でしょうか?

eBay輸出における出品ツールを選ぶ判断基準

それではどういう基準で出品ツールを選択すればよいのかですが、私は、以下の選択基準に考えています

  • 投資対効果の観点
  • 効率化の観点
  • 外注化の観点

投資対効果

  •  投資に見合ったリターンは見込めるか?です

我々は、ボランティアではありません。ビジネスを行っていますので、その自己投資に対して、リターンは見込めそうか という観点です。

効率化

 次に効率化になります。

  • eBay標準機能での出品は、1品の出品するのに、5分かかるとしたら、出品ツールを活用する事で、出品スピードはどこまで短縮できるのか?です。

1分で出来れば出品量すると5倍になります。

外注化

 そして、最後は、外注化に適しているのかです。

  • 普及しているか、外注さんも使いやすいか?です。

それでは、これよりeBay輸出における出品ツールを比較してみたいと思います。

eBay輸出におけるおススメ出品ツールの比較

セラーハブレポート

最終的には、やっぱり、これしかありません「セラーハブレポート」!
eBayが提供する大量出品CSVであり、費用が無料で、個人用にいろいろとカスタマイズができます。 ただし、使い勝手は悪いので、習得に時間はかかります。

この流れを作れたら費用もかからずに、外注さんが出品できますので、最終系として、目指す姿ですね。

  1. リサーチ結果をスプレッドシートへ登録する(外注さん、自分)
  2. スプレッドシートをセラーハブレポート形式に変換する
  3. eBayにCSV形式で出品する

という作業ステップになります。

【eBay輸出】セラーハブレポートを使った出品方法[完全保存版]

セラーハブレポートを使った出品方法を知りたい方は【最新版】Seller Hub Reports / eBay大量出品File Exchangeマスター講座の記事を参考にしてください。

SAATSコマース

ここまで充実してくると手放せない出品ツールとなりますが、月額8,900円かかります。

  • リサーチ&出品機能
  • 送り状作成機能
  • 外注用アカウント管理、権限
  • メール送信機能

それ以外にも、Amazon輸出の送り状作成機能やヤフオク出品にも使えるオールインワンの出品ツールです。

ツール開発の参考秘話はこちら

アマゾンASINからセラーハブレポートを使って大量出品ツールに関する開発秘話

SAATSコマース大量出品ツールの詳細を知りたい方はアマゾンASINからFile Exchangeを使って大量出品ツールに関する開発秘話をご覧ください。

InkFrog

世界中で最も使われている出品ツールになります。

SAATSコマースほど高くありません。

1500品であれば、月額19USDで、出品数に制限がないものは、29USDとなります。むちゃくちゃ安いじゃないですか

SAATSコマースは少し割高だなと考える方やネットショップ輸出を実践される方にとっては、ShopifyやBig Commerceにも連携がされるので、とても優れています。

【eBay輸出】海外出品ツール inkFlog(インクフロッグ)とは?【イーベイ】

【eBay輸出】海外出品ツール inkFlog(インクフロッグ)の詳細を知りたい方は【eBay輸出】海外出品ツール inkFlog(インクフロッグ)【イーベイ】をご覧ください。

オークタウン for eBay

eBay公認の無料出品ツールです。2023年に有償化のアナウンスがありました。

ちょっとだけ使ってみましたが、CSV出品するなら、なぜ、File Exchangeではないのかと疑問に思ったのでやめました。

File ExchangeのCSVを覚える、オークタウン for eBayのCSVを覚える と二度手間になりますよね。

オークタウン for eBay

ターボリスター(Turbo Lister)

eBay標準機能のため無料で使えましたが、データをローカルPCにしか保存できませんでした。

数年前に、Discontinue(廃止)のアナウンスがありましたので、使う必要はありません。

リサーチ・出品ツール セラー・ジャック

現在の推しは「セラー・ジャック4.0」です。2017年からトライアル版を開発し、常にチューニングしているコミュニティ限定ツールになります。

セラージャックを利用して稼ぐ方法

セラージャックについて詳細を知りたい方はeBayセラージャックを使って、わずか5か月で月利29.6万円を稼ぐ方法をご覧ください。

コミュニティ限定出品・在庫管理ツール

現在の推しは2023年5月に正式にリリースしたコミュニティ限定の出品・在庫管理ツールです。

まとめ

いかがでしたか?本記事では、eBay輸出における出品ツールの選定基準、出品ツールの比較をさせていただきました。是非、あなたの参考になれば幸いです。

ちなみに、私の中でのおススメは以下になります。

  1. セラージャック
  2. InkFlog
  3. セラーハブレポート
  4. SAATSコマース

他にも有償ツールが存在していることは承知していますが、

  • 自分が使ったことがないツール
  • 塾やスクール限定ツール

使った事がないこれらのツールを評価するには失礼にあたりますし、現役プレイヤーですので、ツール評価に時間をかけるくらいなら、出品しろって話ですね!