あなたは受注販売をご存じですか?本記事では越境ECのプロフェッショナルである著者が、無在庫販売である受注販売のメリット、デメリット、今後の展開を解説しています。
無在庫販売ではなく受注販売と言おう
サプライチェーンマネジメント
僕が外貨コンサルのシニコン時代に「サプライチェーンマネジメント」が、アメリカから日本のビジネス界にムーブメントを起こしました。(詳しくは拙著2冊をご参照)
✅キャッシュフローの向上
✅在庫削減 が解決すべき課題でした。
そうなると、いわゆる「デカップリングポイント」をどこに置くのかがポイントになりました。
✅ MTS(Make-To-Stock) 見込生産、販売
✅ MTO(Make-To-Order) 受注生産、販売
✅ BTO(Build-To-Order) 受注組立生産、販売
そして、企業単独の取り組みから、企業間連携や業界全体でのビッグアジェンダでした。
その後、個人でインターネット販売を取り組むようになると、たった1人で受注販売ができると感動しました。
そう、それこそ、『無在庫販売』です!
このビジネスモデルのメリットとデメリットを以下にまとめます。
メリット
初期投資が少ない
在庫を持たないため、商品の購入や保管にかかるコストを削減できる。
リスクが低い
売れなかった商品を抱える在庫リスクがないため、ビジネスを始めやすい。
手間がかからない
在庫管理や発送作業を外部業者に任せることができるため、運営の手間が減る。
商品数を増やせる
インターネット上には棚と言う概念がない。在庫を持たないので、取り扱う商品数を増やすことが容易。アマゾンの戦略である。
柔軟性
市場のトレンドに応じて商品ラインナップを迅速に変更できる。
デメリット
利益率が低い
マージンが少なくなりやすいです。
品質管理が難しい
商品の品質や発送のタイミングなど、すべてをコントロールできないため、顧客満足度に影響を与える可能性がある。
競争が激しい
誰でも簡単に始められるため、多くの競合が存在する。
独自ブランドの構築が難しい
他社と同じ商品を扱うことが多いため、独自性を打ち出しにくい。
カスタマーサクセスが難しい
在庫や発送に関する問題が発生した場合、対応するのが難しいことがあります。
まとめ
つまり、低コストで始められる一方で、利益率や品質管理に課題があります。成功するためには、カテゴリーやジャンル、商品のラインナップ選定やマーケティング戦略が肝要になります。
僕自身は、いきなり資金の投入が不要な無在庫販売である『受注販売』のビジネスモデルに人生助けられました。
また、人生を変えた人達が何人もいるのを知っています。
そして、個人単位のみならず、法人単位へ
さらに、国内では年商○億円の中小企業でも、越境ECの良さについて、頭ではわかっていても、
✅ 越境ECのスキルがない
✅ リソースがない と手をつけられていない現実もあります。
ぜひ、こういう企業様から委託販売による無在庫販売=受注販売をして、Win-Winの関係を構築して貰いたい。
売り手良し、買い手良し、世間良しの三方良しについて詳細について知りたい方は越境DX(デジタルトランスフォーメーション)への道をご覧ください。
だから、僕が提供しているSaaSサービスは、フリマサイトではなく、独自仕入先サイトの在庫管理ができてるようになっています。
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