【問題解決技法】「考える」とは問題を解決するために結論を導き出すこと
あなたは「考える」ことについて考えたことがありますか?本記事では、越境ECビジネスの著者であり、輸出ビジネスのプロフェッショナルである一条が、「考える」こととは何なのかロジカルシンキングを解説させていただきます。
考える(思考する)とは何か?
一時期、ロジカルシンキングや論理的思考法などの問題解決技法などのコンサルティング技法が、事業会社などの普通の現役サラリーマンの世界で、ブームになりました。
ロジカルシンキングをみつつけることで、コンサルティング業界の成長はどうなのかと懐疑的にと議論していた事を覚えています。
それはさておき、考える(思考する)とは何か?について考察していきたいと思います。
考えや思いを巡らせる行動であり、結論を導き出すなど何かしら一定の状態に達しようとする過程において、筋道や方法など模索する精神の活動である。
「結論を導き出すために道筋などを模索すること」です。
大前 研一(BBT学長 前マッキンゼー日本支社長)によれば、
「考えるとは、知識と情報を加工して、結論をだすこと」と言っています。
例えば、朝、会社へ出勤するために、自宅をでるわけですが、曇っていました(事実)
曇っているので、雨が降りそうだと思う(知識と情報を加工、解釈)
曇っていると雨が降るという知識を持っているから、そう解釈します。
だから、傘を持っていくという結論になります(行動)
考えないとどうなるか
「曇っているな....」で終わりです。
リアルの世界でも、インターネットビジネスの世界でもアドバイスに対して、よく「考えます!」と言う人がいます。
考えるのは良いことですので、
「何」をはっきりすれば、「行動」に結びつくのか
ここは常に明確にするようにしていきましょう
この、「何」のとらえ方は、人によって異なります。
- ある人にとっては、そもそもの目標の立て方であったり、
- ある人にとっては、アプローチや道筋だったり、
- ある人にとっては、根拠だったり様々です。
悩んでいないか
考えるとは、結論を導き出すために模索することです。
悩むとは、無限ループに入って、頭の中がぐるぐる回る状態になります。
悩んでいても、時間的な浪費ばかりで、経済的価値を生み出しません。
結論を導き出さないと駄目なのです。
その結論は、仮の結論(仮説)なので、間違っていてもいいんです。
行動して検証すればいいんです。
「悩み」を「考える」へ変換するためには
トヨタ自工の副社長だった大野耐一氏の書籍では、なぜなぜ分析で、なぜを5回繰り返せと言っています。
コンサルティングにおいては、「それで?(So What)」(だから何なの?)の一言で終わりです
そうならないためにも
- 原因分析をしてください
- 5Whyをしてください
- ゴールを明確にしてください(何が明らかになれば行動できるのか)
- 問題を構造化をしてください
- 紙に書き出してください
- マインドマップをつくってください
頭の中で思考を巡らるだけでも1ミリも進みません。
思考法はトレーニングで変えられる
思考法は、その人にとっての考えるという認知的行動の習慣、癖なので、「何をはっくりすれば行動できるか」を意識すれば思考法は変えられます。
そろそろ新人社員が配属されてくる時期ですが、思考力が足りない人が多い訳です...
いつも言っています。
「結論を言え!」、「根拠を言え!」
そうしないと、
- そもそものゴール設定が間違っているのか
- ゴールは正しく、問題の構造化(もれなくダブりなく)に足りない視点があるのか
- アプローチが的外れなのか が分らないんですね
「間違っているかもしれない...」
「経験が不足しているから分からない...」かどうかは関係ないのです
ロジックが成り立っているか、理に適っていればいいんです。
それができれば、後は、PDCA(Plan, Do, Check, Action)サイクルを回して、結果をみて修正するだけです。
あなたは、何をはっきりすれば行動できますか?
是非コメント欄より教えてください
まとめ
いかがでしたか?本記事では、越境ECビジネスの著者であり、輸出ビジネスのプロフェッショナルである一条が、「考える」こととは何なのかをロジカルシンキングを解説させていただきました。