あなたは新しいことを始める時に、古いことを捨てていますか?本記事では、越境ECビジネスのプロフェッショナルである著者が、人生の優先順位や複数事業を進める上でのマインドセットについて解説しています。
新しいことを始める時は、古いことを捨てる必要がある理由
わりと古くから親交のあるコミュニティメンバーから今後の事業の方向性について相談がありました。
詳細は割愛しますが、本業を持ちつつ、一時期は、あるインターネット物販ビジネスコミュニティで講師もやられており、クラウドファンディング、輸入総代理、eBay輸出を実践されている方からの相談でした。
戦略とは1点集中、やらないことを決める、それが選択と集中
本記事では、何かをやめる、捨てることの大切さを考えます。新しく何かを始めるためには、まずは今のものをやめて余白をつくることからという話です。
戦略とは
戦略とは、目的を達成するために何をやって、何をやらないかです。
戦略とは目的を果たすためのリソース配分です。
戦略で最重要なのは、「やらないこと」 や 「捨てること」 を決めることです。なぜなら、投入できるリソースは有限だからです。リソースとは、時間だったり、自己資金だったり、人脈やチームだったり、自分自身の集中力・エネルギーなどです。
やらないことを決めるからこそ、目的のために何をやるかが明確になり、リソースを集中できるのです。
ジェームズ・スキナーにみる人生の優先順位と時間管理
ジェームス・スキナーにみる重要度 x 緊急度マトリクスから重要であり、緊急でないことにフォーカスせよという人生の優先順位と時間管理術から時間は有限であることが重要視されています。
人生の中で優先順位を変える重要性について詳細を知りたい方は名著「7つの習慣」にも書いてある人生の中で優先順位を変える重要性をご覧ください。
個人で稼ぐ副業の時間管理術の秘訣について詳細を知りたい方は名著「成功の9ステップ」に書いてある個人で稼ぐ副業の時間管理術とは?をご覧ください。
稼ぐ秘訣について詳細を知りたい方は稼ぐ秘訣は利益計画、行動計画の立て方にあるをご覧ください。
吐故納新(とこのうしん)
4字熟語にも同じ意味合いの言葉がありました。中国4千年の歴史の中でも、そうだということですね。
- 古いものを捨て、新しいものを取り入れること。
- 「吐故」は古いものを吐き出すこと。
- 「納新」は新しいものを入れること。
- 「故ふるきを吐はきて新あたらしき納いる」と訓読する。
推陳出新 すいちん-しゅっしんという類語もありました。
何かをやめることで空白ができて新しく始められる
何かをやめると決めて、捨てることで、その分、時間的にも、精神的にも余裕ができます。余白が生まれたことによって新しいことに取り組めます。
私の身近なことで事例を紹介します。
インターネット物販ビジネスの仕事
私のインターネット物販のメインはeBay輸出ですが、それに加えて、ボナンザ輸出やShopifyです。以前は、アマゾン輸出だけではなく、アマゾン輸入も実践していました。
- eBay輸出
- ボナンザ輸出
- Shopify輸出
- 日本アマゾンでの無在庫輸入転売
- 米国アマゾンでの無在庫輸出転売
- カナダアマゾンでの無在庫輸出転売
- メキシコアマゾンでの無在庫輸出転売
- 豪州アマゾンでの無在庫転売
これだけ、拡げていれば、散らかりますよね。笑
毎日、外注パートナーさんとチャットワークがひっちゃかめっちゃかの毎日でした。
まず、ここから絞り込みに入りました。その時の心情を吐露しています
輸出ビジネスへ選択と集中した途中段階の心情について詳細を知りたい方は輸出ビジネスの多販路展開と有在庫戦略の進捗状況をご覧ください。
豪州アマゾの輸出について詳細を知りたい方はオーストラリアアマゾン輸出の進捗をご覧ください。
自分の収益だけを考えていれば、eBay輸出に加えて、アマゾン輸出など多販路で実践していればよいと思います。
(その後、アマゾンは全てサスペンドになり、現在に至ります...)
情報発信ビジネスという仕事
情報発信については抽象度が高くなりますが、ビジネススキルと定義づけしています。
越境ECビジネスのリピーター戦略、LTVにも繋がると考えています。
- 毎日のメールマガジンの発信
- 当ブログの更新
- ユーチューブ動画の更新
- メルマガ・アフィリエイト
- 号外広告(自分の媒体での号外メールマガジン)
一時期は狂ったようにやっていました。
メルマガ・アフィリエイトや号外広告で、その後、他のコミュニティなどに参加された方々から、ネガティブなコメントをいただいて、「何やっているんだろう」と思うようになり、それ以降、アフィリエイトを実施するのをやめました。
経済産業省が提唱するビジネスマンとしての力について詳細を知りたい方はビジネスマンとしての力とは社会人基礎力をご覧ください。
その後も、情報発信を継続し、ビジネススキル系の講師業もやるようになりました。
2022年にフリーコンサルタントへ
2022年5月現在は毎週金曜日を有給消化にあて、週休3日を実施しています。働き方を変える宣言をした結果、本業の給料は手が震える程激減しました。
ただ、私は、平日フルで働くという形態から、稼働率を減らしてでも、自分自身のミライに対しての時間をつくりたかったのです。だから後悔はしていません。
何かを 「やめる」 「捨てる」 ための観点
何かを新しく始める、あるいは無理せず継続して習慣にすることの両方に、「やめる」 「捨てる」 ことは有効です。
では、どうすればやめるという判断ができるのでしょうか?
これまで続けていたことをやめたり、持っていたものを捨てることは、簡単にはできないこともあるでしょう。
私が意識しているのは、次の3つです。
- 人生のミッション、ビジョン、バリューに対する合致度
- サンクコストではなく未来を考える
- 投資対効果、リスクとリターン
人生のミッション、ビジョン、バリューに対する合致度
以前はやりたかったから始めた訳ですが、人生のミッション、ビジョン、バリュー、ゴールに立ち返ります。
人生の優先順位からそれは本当に必要なことなのか?と自問自答します。
サンクコストではなく未来を考える
今まで続けてきたこと、やっていることについて、過去に目を向けてしまうとやめづらくなります。「せっかくここまでやってきたのだから」 と、今までの自分の取り組みを否定したくないという気持ちになります。
やめるかどうかの判断には、過去の取り返せないサンクコストではなく未来に目を向けます。もし今からゼロから始めるとしても本当にやりたいことかどうかです。
過去ではなく未来をゼロベースで考えた時に、それでもやる意味がある、持っている意味があるのであれば続けます。そうではないならやめる決断をします。
投資対効果、リスクとリターン
継続するとどのような金銭的価値が得られるのか?金銭的価値だけではないリターンも考えます。
やめるとどのような継続するとどのような金銭的価値が得られるのか?得られなくなる金銭的価値だけではないリターンも考えます。
まとめ
いかがでしたか?本記事では、越境ECビジネスのプロフェッショナルである著者が、新しく何かを始める、あるいは無理せず習慣化するために大切にしたいことを書きました。やらない・捨てることがあるからこそ余白が生まれ、新しいことができるようになります。最後に、今回のまとめです。
- 戦略とは捨てること。やらないことを決めるからこそ、目的のために何をやるかが明確になり、リソースを集中できる
- 何かをやめることで空白ができて新しく始められる。
- 一条の事例では、インターネット物販ビジネス、情報発信ビジネス、会社員から派遣社員へ、副業から兼業へ
- やめるための判断軸は3つ。
①人生のミッション、ビジョン、バリューに対する合致度
②サンクコストではなく未来を考える
③投資対効果、リスクとリターン