あなたは、eBay輸出ビジネスを継続していて、バイヤーから「税関申告書の金額を安くしてくれないか」と相談されたことはありますか?本記事は、越境ECビジネスのプロフェッショナルである著者が、アンダーバリュー(Under Value)について徹底解説させていただきます。
【越境EC/eBay輸出せどり】アンダーバリュー(Under Value)について徹底解説!
バイヤーから関税に関する依頼
If I order, can you write down the value in the customs declaration? (もしも購入したら税関申告書の金額を安くしてくれますか?)
バイヤーによっては関税が高いので、安く書いてと言ってくるバイヤーもいます。
いわゆる貿易における「Under Value」ってやつですね。
アンダーバリューはリスクがあるのか?
このアンダーバリューはリスクがありますか?と言えば、補償の金額になるため、詐欺バイヤー、紛失、破損事故の場合のリスクになります(その金額までしか保証が効かないためです)
アンダーバリューは不正ですか?
それでは、アンダーバリューは不正ですか?についてですが、商品の販売価格の虚偽申告は関税法上111条の違反になります。
名称 | 内容 |
虚偽書類提出等犯 (各種手続違反) | 偽った入出港関係書類を提出する行為 等 【1年以下の懲役又は50万円以下の罰金】 (関税法第114条、第114条の2、暫定法第17条) 保税地域に係る記帳義務を怠った行為 等 【1年以下の懲役又は30万円以下の罰金】(関税法第115条、第115条の2) |
アンダーバリューはどの地域が多いのか?
欧州やカナダのバイヤーからの依頼は多いです。
申告価格は低いほど好まれますが、仕入価格を書く場合は一般的です。最低限の補償の範囲のためです。
アンダーバリューについて税理士の見解は?
輸出免税とアンダーバリューについて参考記事があります。
事前に関税を調べる方法の詳細を知りたい方は【関税チェックツール】ワールドタリフ(WorldTariff) / シンプデューティ(SimplyDuty)をご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?本記事では、バイヤーから「税関申告書の金額を安くしてくれないか」と相談されるアンダーバリュー(Under Value)に関する事実を解説させていただきました。ぜひ、参考にしてください。