Etsy輸出

あなたは、海外で人気のハンドメイドプラットフォームである「Etsy」をご存じですか?本記事では、越境ECの専門家、著者である一条が、海外で人気のハンドメイドプラットフォームである「Etsy」について解説させていただきます。

【越境EC】Etsy輸出とは?海外人気ハンドメイドプラットフォームの特徴や販売方法の解説[完全保存版]

ライバル不在のEtsy輸出とは

【目次】
00:00:00 はじめに
00:01:10 自己紹介
00:04:20 Etsy輸出の可能性
00:06:48 Etsyの主なジャンルとは?eBayとの違いとは?
00:09:50 Etsyの手数料
00:11:00 Etsy Payment
00:13:50 Etsyのおススメのジャンルとは?
00:16:10 目安となる月商
00:17:12 eBayからEtsyへの自動連携
00:19:30 がら空きのEtsy輸出の可能性
00:20:34 主なバイヤーの国はオーストラリア?
00:22:35 Conditionは中古品でOK、規約ものびのびできる
00:23:20 ライバル不在
00:24:12 動画視聴プレゼントのお知らせ
00:24:43 まとめ

Etsy輸出の詳しい専門家をお招きして、根掘り葉掘りインタビューさせていただきました!

ジャンルはビンテージやアパレル系で、eBayからスライド出品・在庫管理ができるので、Shopifyみたいに集客に苦労することはありませんね。

Etsyとは

Etsy

Etsyは、ハンドメイド作品を世界中の人に向けて販売できるオンラインマーケットプレイスです。

Etsy.comは、当時ECサイトがeBayしかなった2005年に、アーティストがハンドメイド作品を販売するためのECプラットフォームとしてニューヨーク州でスタートしました。

Etsyは、eBayやAmazonと違い、アート、写真、衣料品、ジュエリー、バス用品、美容製品、小物、おもちゃなど、ハンドメイド・クラフト作品、手仕事品またはヴィンテージのアイテムや工芸品までの販売ができる通販サイトです。

また、Etsyでは、セラーが自身で作成したイラストなどのデジタル商品(ダウンロード商品)なども販売することができます。

Etsyで販売されているジャンル

Etsyで販売されている商品は、大きく分けて8つのカテゴリーになります。

  1. ジュエリー・アクセサリー
  2. アパレル関係
  3. ホームウエア&インテリア雑貨
  4. ウエディングやパーティ関連のアイテム
  5. 子供の関連グッズやおもちゃ・本
  6. アート作品
  7. クラフト素材や道具
  8. ビンテージ商品

Etsyユーザー数

Etsyは、2023年の第3四半期には9,160万人のアクティブバイヤーがおり、前年比+4%アップ。そして、リピーターが前年比+19%アップしていると発表しています。

Etsy Investor Relations

Etsy投資家情報について詳細を知りたい方はEtsy Investor Relationsをご覧ください。

Etsyの日本における動向

2017年頃にわりと耳にしていた越境ECのプラットフォームでしたが、その後、聞かなくなっていました。今回を契機に調べてみると、2021年4月に撤退し、4月にEtsyペイメントが導入されていました。2021年ということは、eBayでManaged Paymentがアナウンスされたのが、2020年、実際に導入された時期が2021年の5月頃からなので、同時期と言えます。

eBay Managed Payment

eBay Managed Paymentについて詳細を知りたい方はManaged Paymentから読み解くeBayの方向性をご覧ください。

Etsyジャパン合同会社

2015年に日本法人がスタートしましたが、gBizINFOによると、2021年1月に、日本法人を清算し、閉鎖しています。

Etsyペイメント最新動向

2021年4月 Etsyペイメント導入

Etsyは、2017年頃は、Paypal決済で実施できていましたが、2021年4月26日より「Etsyペイメント」という支払い方法が導入され、日本はこの支払方法に対応できないため、日本国内からの新規ショップ開設を受け付けていませんでした。

2023年10月 Payoneerとの提携を発表

2023年11月に入ってから、ちょうど、Payoneerの関係者と打ち合わせをする機会があり、その時に、プレスリリース後に、その内容を教えていただきました。

Etsyペイメントが利用できる国について詳細を知りたい方はEtsyのHelp Centerをご覧ください。数か国しかできなかったのに、ペイオニアとの提携後は52ヵ国に増加しています。24番目に日本が対象になりました。

Etsyペイメント対象国は52ヵ国へ拡大

  1. Argentina
  2. Australia
  3. Austria
  4. Belgium
  5. Bulgaria*
  6. Canada
  7. Chile
  8. Croatia*
  9. Cyprus
  10. Czech Republic*
  11. Denmark
  12. Estonia
  13. Finland
  14. France
  15. Germany
  16. Greece
  17. Hong Kong
  18. Hungary*
  19. India
  20. Indonesia
  21. Ireland
  22. Israel
  23. Italy
  24. Japan
  25. Latvia
  26. Lithuania
  27. Luxembourg
  28. Malaysia
  29. Malta
  30. Mexico
  31. Morocco
  32. Netherlands
  33. New Zealand
  34. Norway
  35. Peru
  36. Philippines
  37. Poland*
  38. Portugal
  39. Romania*
  40. Singapore
  41. Slovakia
  42. Slovenia
  43. South Africa
  44. Spain
  45. Sweden
  46. Switzerland
  47. Thailand
  48. Türkiye
  49. Ukraine
  50. United Kingdom
  51. United States
  52. Vietnam
2023年10月25日 PayoneerとEtsyが提携

PayoneerとEtsyが提携、新興市場のセラーも支払いの受取りが容易になったプレスリリースについて詳細を知りたい方はPR TIMESをご覧ください。

Etsyペイメントへの連携は簡単だった!

早速、アカウント登録からEtsyペイメントでペイオニアへ連携させました。

ペイオニア新規アカウントの登録

ペイオニアのアカウントをまだ登録されていない方は、こちらのペイオニアアカウント登録からご登録ください。

Etsy手数料の体系

Etsyの基本的な手数料は以下の通りになります。

基本的には、Listing Fee(出品手数料)、Transaction Fee(取引手数料)、Payment Processing Fees(支払手数料)ですが、広告費や為替手数料などもあります。ebayでは落札手数料がカテゴリー毎に異なりますが、Etsyは一律で6.5%です。

手数料の体系費用備考
Listing fees(出品手数料)$0.2自動再出品も$0.2
Shipping Label fees(送り状発行費)-Etsyのシッピングラベルを利用する場合
Transaction Fee6.5%カテゴリーに関係ない
VAT
Offside Ads15%広告費
Etsy Ads様々広告費
Payment processing fees (支払手数料)
Etsy手数料の解説

Etsy手数料について詳細を知りたい方はEtsyヘルプセンターの手数料の解説をご覧ください。

公式メルマガ

先週、ペイオニア様と会議を行っていたのですが、
その時に、Etsyとペイオニアが協業したプレスリリースの情報を教えていただきました。

2017年頃に、BonanzaとあわせてEstyというプラットフォームも少し話題になりましたが、
聞いたことがある方は長くネット物販をやっているオタクです(笑)

去年、オーストラリア在住のEtsyで販売している女性起業家と繋がったタイミングで、
再度、Etsyを聞いたのです。

この方は、着物を買付、リメークして、Etsyで販売されているのですが、
Etsyペイメントの日本人が参入できなかった関係で、
ライバル不在でオーストラリアにむちゃくちゃ売れているそうです!

そのため、ウォッチ対象として、気になっていました^^
実際に、Etsyペイメントからペイオニアへ連携は大変スムーズにできましたので、シェアさせていただきます。

先日、着物を海外へ販売したいという方から相談を受けていたのですが、
私の考え方としては、リメークやデザインなどから取り組みとマネタイズまでのリードタイムが長いため、
着物、下駄、浴衣などの既製品の和装関連をeBayへ販売していったらよいと思っています。
そして、ゆくゆくは、多販路展開というロードマップになります。

BonanzaはeBayから一括でスライド出品ができるプラットフォームでした。
Etsyもできないかなと思っています。
直接ができなければ、eBay ⇒ Shopify ⇒ Etsyなど

今後、検証を進めていきたいと思います。

一条公式メルマガより

まとめ

いかがでしたか?本記事では、越境ECの専門家、著者である一条が、海外で人気のハンドメイドプラットフォームである「Etsy」について解説させていただきました。是非、参考にしてください。