一般社団法人日本越境EC振興協会

あなたはセラーハブレポートのActionフィールドの使い方をご存じですか?本記事では、越境ECビジネスのプロフェッショナル、ミラサポ認定支援機関・著者である一条が、セラーハブレポートのActionフィールドの使い方を解説させていただきます。

【越境EC/eBay輸出】セラーハブレポートのActionフィールドの使い方

ここでは、セラーハブレポート(旧File Exchange(ファイルエクスチェンジ))の操作の一番の基本となるActionフィールドの使い方をご説明しています。

Actionフィールドは、新規出品、出品済商品の編集、出品の終了など、これから行いたい行動の種類を指定します。

Actionフィールドに入力できる値は8種類

Actionフィールドには、下の表に記載の8つの値を入力することができます。

アクション内容
Add新規出品
VerifyAdd新規出品のテスト用
Revise出品済商品の編集
Relist売れ残り商品の再出品
AddToItemDescription出品済商品の説明部分(Description)のみに記載追加
End出品の取りやめ
Status販売済商品のステータス変更
Infoテンプレート上でその行を無視(覚書など)

Addアクション

AddアクションはセラーハブレポートでeBayに新規出品する際に使います。
このアクションに成功すると無事に商品が出品され、出品完了した商品には固有のIDがつけられます。以後のReviseやRelist、Endなどのアクションを行う際には、このIDで対象商品を特定したうえで処理を行うことになります。
また、Addアクションを行うと自動的にアップロード結果レポートが生成されます。このレポートファイルには、エラー情報などが記載されますので、アップロードを行った後は必ずチェックするようにしましょう。

VerifyAddアクション

VerifyAddアクションは、出品前のテスト用に使います。
このアクションはAddと同様に振舞いますが、eBay上への出品はされません。もちろん商品IDも付与されません。ただし、アップロード結果のファイルにエラーを返してくれます。
セラーハブレポートを使い始めて間もない初心者の方など、試行錯誤しながら出品したい場合には、このVerifyAddアクションを活用するのがおすすめです。
出品できてしまうと出品費用がかかる場合もありますし、いちいち出品をキャンセルするのも面倒ですしね。

Reviseアクション

Reviseアクションは、出品済商品の編集に使います。例えば、BuyItNow価格の変更などです。

Reviseを行う際には以下の通り入力してください。
Action:Revise
ItemID:eBay発行の商品ID(商品IDはeBayのsellingのページ、もしくはアップロード結果レポートのファイルで確認します)
編集するフィールド:変更後の値を入力します。

Relistアクション

Relistは売れなかった商品を再度出品するのに使います。
なお、当然ですが、出品が終了している商品に対してのみこのアクションは使えます。

Relistする場合、以下の2つのフィールドのみを含むようにしてください。
Action:「Relist」と記載
ItemID:商品IDを記載

AddToItemDescriptionアクション

AddToItemDescriptionは、出品済商品に説明部分(Description)のみを追加する場合に使用します。

Reviseアクションがその他の項目も編集できるのに比べ、このAddToItemDescriptionアクションは商品説明(Description)のみへの追加しかできません。

AddToItemDescriptionアクションを使用するときには、以下のとおりフィールドを記載してください。

Action:「AddToItemDescription」と記載
ItemID:商品IDを記載
Description:商品説明欄(Description)に追加したい内容を記載(「この商品にはSとMとLのサイズがあります」など)

Endアクション

ndアクションは、出品中の商品に対して出品を取りやめる場合に使用します。以下のとおりフィールドに記載してください。

Action:「End」と記載
ItemID:商品IDを記載
EndCode:終了する理由を以下の4つから選んで記載します。
LostOrBroken:紛失した、もしくは壊れた
NotAvailable:もう使えない
Incorrect:出品内容が正しくなかった
OtherListingError:その他の出品間違い

Statusアクション

Statusアクションは、既に売れた商品のステータス(支払状況、配達状況等)を変更する場合に使用します。

当然ながらまだ売れていない商品には使えません。Statusアクションの使用方法例は以下の通りです。

■支払い状況を更新する場合
支払いが完了した場合には以下のとおり記載します。

Action:「Status」と記載
ItemID:商品IDを記載
PayemtStatus:「1」(支払完了を意味します)と記載

■配達状況を更新する場合
配達が完了した場合には以下のとおり記載します。

Action:「Status」と記載
ItemID:商品IDを記載
ShippingStatus:「1」(配達完了を意味します)と記載
TrandactionID:取引ID(販売レポート(Sold report)に記載されています)を記載

■フィードバックを残す場合
購入者に対してフィードバックを残すには、以下の通り記載します。

Action:「Status」と記載
ItemID:商品IDを記載
BuyerUserID:購入者のeBayメンバーIDを記載
TransactionID:取引ID(販売レポート(Sold report)に記載されています)を記載
FeedbackType:「Positive」と記載(購入者に対してはNeutralやNegativeのフィードバックを付けられませんので、必然的にPositiveしか選べません)
Feedback:フィードバックの文章を記載

Infoアクション

Infoアクションは、アップロード時にその行を無視させるために使用します。
出品時の注意点や、同僚へのメモなどを残したい場合に使用します。この行の記載はアップロード時に無視されます。

セラーハブレポートのActionフィールドの使い方まとめ

いかがでしたか?本記事では、越境ECビジネスのプロフェッショナル、ミラサポ認定支援機関・著者である一条が、セラーハブレポートのActionフィールドの使い方を解説させていただきました。ぜひ、参考にしてください。