あなたは有在庫販売と無在庫販売はどちらがよいのか考えたことはありますか?本記事では、越境ECビジネス書籍の著者であり、輸出ビジネスのプロフェッショナルである一条が、有在庫販売と無在庫販売のメリット、デメリットを比較した上で、有在庫転売実践者の在庫を積み増す方向性とハイブリッドで実践する2つの方向性を解説させていただきます。
【eBay輸出】はたして有在庫販売と無在庫販売はどちらがよいのか
有在庫テンバイヤーの悩み
中古カメラ実践者から
中古カメラ転売を継続して実践されていて、無在庫販売を模索されている方から相談を受けてました。
eBay輸出で約50品の出品で月収20万円程度という事から
有在庫か特定商品のリピート販売かなと思っていましたが、
中古カメラ転売をされている方でした。
安定的に売れるのはよいのですが、やはり、資金力の限界ということでした。
中古カメラ某コミュニティ講師から
以前、某中古カメラコミュニティの講師からも同じような相談を受けました。この方は月利で100万円を稼いでいましたが、「やっぱり、稼げるんだけど、キャッシュフローが良くない」という事でした
「そのため、無在庫販売も取り組みたい」という相談でした。
以下から有在庫販売と無在庫販売のメリット、デメリットを比較と無在庫へシフトした経緯を記します。
有在庫販売の特徴
在庫販売の特徴をあげるとすると以下になります。
- 仕入が「肝」
- 仕入れするために資金が必要で、資金繰り、キャッシュフローが悪い
- 商品に間違いがない目利きができれば安定的に売上をたてられる
有在庫販売のメリット
- リサーチを確実に行い、商品を間違えずに、目利きができれば、確実に利益を確保できる
- 売れたら発送指示、発送だけなので楽
有在庫販売のデメリット
- 在庫が陳腐化した場合、薄利、赤字となる
- キャッシュフローが悪い(在庫商品を仕入れするための資金が必要)
- 在庫管理が手間(棚卸、商品の管理など)
無在庫販売の特徴
無在庫販売の特徴をあげるとすると以下になります。
無在庫販売のメリット
- 売れてから仕入れを行うため、なんと言ってもキャッシュフローが抜群によい
- 商品、モノを持たないので、外注化、仕組み化しやすい
無在庫販売のデメリット
- 在庫を持たないがため、在庫切れによるチャンスロスが生まれる
- BBE(Bad Buyer Experience)に該当してしまう。
有在庫と無在庫はハイブリッドで実施すべきなのか?
それでは、有在庫販売と無在庫販売について両方実施した方がよいのか?についてはどうだろうか?これは使えるリソース、時間のバランスだと思います。
私は以前、中古カメラ転売を実践した事があるのですが、一部、外注さんや代行業者へお願いしていましたが、結構、きつかったです...
週末には以下の作業を実施していましたが、時間が全然足りませんでした...
- フジヤ、新宿など仕入れにいく
- クリーニングを行う
- 画像を撮影する
- 出品する
- そして、ケースに並べて保管する
平日に以下のタスクを実施していました。
- 売れたら、梱包・発送する
- 売れなかったら、価格を見直しする
出品期間を5日間で回していたのですが、1ヶ月以内(6回転)で売り切る目標
いつのまにか、出品期間が終わり、そのまま取り下げっぱなしという事もありました。その後は、Automatic Relist機能を使いましたが
同時に、無在庫販売でもリサーチ、出品をしていて、1品1万円以上の利益がでる商品も売れたりしました。
在庫として持つ必要あるかなと疑問に思い、それから、在庫を持つ事をやめました。
それでも1品1万円以上の利益を確保できる無在庫商品は見つかります。
現在は、主に、無在庫販売ですが、一部、有在庫販売もやっています。しかし写真撮影はやりません。 得意ではないですし、時間は有限ですからね。
パソコン1台で自由なライフスタイルを目指すため、無在庫販売 推奨派です。
有在庫販売実践者の2つの方向性
物販の特性を考えると、方向性は2つしかありません。
方向性その1 在庫を積み増す
中古カメラで在庫を積みまして、出品量を増やす。銀行からお金を借りて在庫にして販売するという方向性です。事業のリスクはキャッシュフロー、資金繰りになります。
方向性その2 ハイブリッド型
無在庫販売をミックスして、
先ほど述べた在庫販売の特徴から
- 仕入れが肝という点で言うと、全てを仕入れするのではなく
- 在庫を仕入れするために資金が必要で、資金繰り、キャッシュフローが悪いという点は、出品数を増やしていくが、無在庫のため、キャッシュフローがよい
- 目利きができれば、安定的に売上が立てられる 点についても、どちらもリサーチが肝
- ただし、出品がそのままリサーチというテストマーケティングの考え方が取れます
- ヘッド商品以外の販売方法も可能(ロングテール商品を出品していく)になります。
やはり、有在庫と無在庫のハイブリッドでのやり方を推奨していますが、時間管理やバランスが重要かと思います。
有在庫販売と無在庫販売のハイブリッド型で成果をあげた方々のやり方
有在庫販売と無在庫販売のハイブリッド転売で、副業で月商300万円を達成された方々のリサーチメソッドを動画で紹介させていただきます。
サラリーマンの副業で実績をだされたクライアント様の事例について詳細を知りたい方は月商250万円月利50万円を達成した花田さんの事例で時系列にご覧ください。
他にもIECで成果をあげた方々の詳細を知りたい方はクライアント様との対談をご覧ください。
資金が少ない人にこそ最適なeBay無在庫販売
国内転売は稼ぎやすいのか?
有在庫を前提にした国内転売は資金繰りが大変ではないですか?
クレジットカードの支払い日におびえながら、商品を仕入れ・買付していますよね。
また、抱えている商品在庫はどんどん腐っていきます。
商品価値が減少すれば、現金価値も減少します。
国内転売は稼ぎやすいとよく耳にします。
- 行動ができる人
- 資金力がある人
であれば、結果は出るのは早いとは思います。
資金がない人でも国内転売、有在庫はできるのか?
しかし、よく考えてみてください。
資金があまりない人が、有在庫を前提とした国内転売を行う のは間違いではありませんか?
そもそも資金がないのに、どうやって仕入れを行うのでしょうか?
この点をしっかりと認識してください。
輸出ビジネスであれば、国をまたぐので、そこに価値(価格差)が生まれます。
例えば、
仕入値 1円
売値 USD29.99(18 Soldです)
この1個の商品で、約3万円の利益がでますね(手数料、国際発送費を計算に含む)
資金がない人でも、無在庫販売であれば、わらしべ長者のように、コツコツとお金を貯めていく事は可能です。
そして、資金力がない人でも、戦える土俵がある事も忘れないでください。
あなたの成功を応援します!
2022年の新しく導入されたBBE(Bad Buyer Experience)の対策について詳細を知りたい方はBBE(Bad Buyer Experience)の対策をご覧ください。
在庫を管理する方法について詳細を知りたい方は在庫管理を行う方法6選と在庫管理の神ツール3選[完全保存版]をご覧ください。
まとめ
いかがでしたか? あなたは有在庫販売と無在庫販売はどちらがよいのか考えたことはありますか?本記事では、越境ECビジネス書籍の著者であり、輸出ビジネスのプロフェッショナルである一条が、有在庫販売と無在庫販売のメリット、デメリットを比較した上で、有在庫転売実践者の在庫を積み増す方向性とハイブリッドで実践する2つの方向性を解説させていただきました。是非、参考にしてください。