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Amazon FBAに対抗したeBayが2020年よりManaged Deliveryサービスの開始

あなたは、eBayのManaged Deriveryサービスをご存じですか?本記事では、2020年に向けてeBay輸出実践者にとって気になるeBayプラットフォームの動向と無在庫販売への影響を解説します。

eBay Managed Delivery

Managed Deliveryサービスの開始について詳細を知りたい方は、eBay to Launch Managed Delivery, an End-to-end Fulfillment Service for Sellers(2019年6月24日)をご覧ください。

Managed Deliveryサービス

記事によれば、eBayはサードパーティ会社と提携し、事前にアメリカの物流拠点に荷物を保管しておき、注文が入ったら出荷、発送します。AmazonのFBAサービス(Fulfillment By Amazon)と同様のサービスの提供を開始する事になります。その名称をManaged Deliveryサービスと呼んでいます。

アメリカ国内だけでも150万個以上の荷物がeBayのセラーからバイヤーに届けられており、今後、Managed Deliveryサービスでは、外箱にeBayのロゴ入り段ボールで発送される事になります。

本サービスによって、セラー、バイヤーにとってのメリットを以下に記載します。

eBayセラーにとってのメリット

  • eBayプラットフォームという巨大なマーケットを背後に、倉庫の保管量は安いレートが適用される
  • シンプルで早い発送サービス:2日以内に到着を目標にした早い発送スピード
  • カスタマーサポート:発送や返品などのセラー保護や良い評判
  • 売上の向上:より早く、信頼性の高い発送を実現
  • eBayロゴ入りパッケージ:エコフレンドなロゴ入りパッケージ

eBayバイヤーにとってのメリット

  • 無料
  • 早い発送
  • 追跡番号が100%ついている信頼性 など

日本人セラーとして直近の対策

バイヤーにとっては無料だったり早い発送だったりとメリットは多いので、少なからず、日本人セラーに影響が想定されますが、直近としては、以下の対策を講じる必要があると考えます。

  • 取り扱い商品:よりエッジの効いた商品(予約商品、限定商品)へ取り扱い商品を移行する
  • 送料:商品本体に含めてFree Shippingにする

まずは、米国人セラーだけの米国向けの限定サービスになると思いますが、将来的には、米国アマゾンと同じように、日本人セラーでもManaged Deliveryサービスに納品できる事になると思います。

eBay輸出における無在庫販売はオワコンなのか?

それでは、eBay輸出における無在庫販売はオワコンなのか?という論点がでてくると思いますが、

現時点の私の結論は「それはない」と断言します

アマゾン輸出というプラットフォームをみても、アマゾンFBAサービスの開始は2009年であり、10年前です(詳細はこちら)。

10年経過した段階で、確かに、Amazon輸出における無在庫販売は規制が厳しくなりました。

eBayプラットフォームがサービスを開始するのが2020年なので2030年頃には...

いえ、もっと早めに規制は厳しくなるでしょう。恐らくこの先の5年間が一つのマイルストーンかと思います。

その前に、在庫として予め在庫として保管しておく事を念頭にしたリサーチの精度向上は必要になってきます。将来に備えたスキルのブラッシュアップは意識しておきましょう。

それから、私自身は無在庫販売をしつつ、IEC限定の中古ブランド品卸グループを活用した有在庫での中古ブランド転売を実践しています。

現在はそうですね。無在庫販売95%、有在庫販売5%位の割合ですが、eBay輸出プラットフォームの動向次第では、シフトチェンジするかもしれません。

ただし、現時点は、無在庫販売に軸足を置いたままというスタンスに変更はありません

どこまでイケるのか検証したいです!

あなたはどのような対策を講じますか

まとめ

いかがですたか?本記事では、2020年に向けてeBay輸出実践者にとって気になるeBayプラットフォームの動向であるeBayのManaged Deriveryサービスと無在庫販売への影響を解説しました。ぜひ、参考にしてください。